恋愛依存症とパーソナリティ障害

恋愛依存症とパーソナリティ障害

幸せな恋愛が営めなくなる恋愛依存症を改善するために理解しておくべきパーソナリティ障害について。

恋愛依存症とパーソナリティ障害

催眠

恋愛依存症という状態は、自分に自信がない状態になりやすい、依存性パーソナリティ障害の人や、自分の存在価値を見いだせず、愛情に飢えている「境界性パーソナリティ障害」の人がしばしば陥ります。


恋愛依存症になると、「自分を認めてくれるのは彼しかいない」、「彼が言う通りに生きていきたい」といった観念にとらわれがちで、相手に尽くしたり、献身したりしてどこまでものめりこんでいきます。しかし、本人に周囲が指摘をしても「これは愛情なのだ」と言い張って、耳を傾けようとしません。周囲の反対があるといっそう、のめりこんでいきます。そこで、自分が恋愛依存症の状態にあると自覚させることが大切です。それには、その前段階として多い、「依存性パーソナリティ障害」や「境界性パーソナリティ障害」について、知らせることが早道です。


これらのパーソナリティ障害の根本にあるのは「自分に対する無価値感」であり、「見捨てられ不安」という「愛情への渇望です。この「見捨てられ不安」や「自己の無価値感」が形成された背景は、幼児期の両親とのかかわりの中にある「非共感的な養育環境」です。つまり、両親からの十分な愛情を受け取っていないということです。親に冷たく見放されてきたり、あるいは逆に厳しく束縛されたり、支配されてきた親子関係であった場合が多いです。


幼児退行を行って、幼い頃の自我を癒すインナーチャイルドセラピーがこうした心のトラウマを癒すことで、結果的に恋愛依存症を克服させてくれます。しかし、人によっては前世療法によって前世のインナーチャイルドを先に癒す必要があるケースもあります。

インナーチャイルドセラピー

セラピー
久保征章の著書