愛着障害を癒す前世療法

愛着障害を癒す前世療法

前世療法によって家族との前世の縁を知り、因果応報の法則を悟ることで愛着障害は改善していきます。インナーチャイルドの癒しを前世から行うということです。

愛着障害の治療

催眠

【質問】
良い恋愛ができない人は、両親との関係が悪いという話を聞きましたが、私は親と仲が悪く、いつもすぐ口論になります。どうしたら、もっと分かり合えるようになるでしょうか。


【回答】
恋愛や対人関係での苦悩を解決するには、いわゆる「愛着障害」の問題を理解していく必要があります。根本解決は、お互いの前世の縁を知ることであり、因果応報の法則についての理解を深めることです。前世療法はそのための大きな助けとなります。前世療法により、仲良くなれない人や、いつも喧嘩してしまう家族と、あなたの前世での関係性を知るということです。多くの場合、ひとつではなく複数の前世で、感情的な葛藤を繰り返しているのです。そして、その執着やしがらみ、感情のとらわれを解放し、そこから脱却をするためにテーマをもって生まれ変わってきていることがほとんどです。

あなたが苦しんでいる人間関係の相手は、前世では姉妹であったり親子逆転していたり夫婦であったりしていたかもしれません。そのときにできた葛藤があるのです。その前世からの繰り返しの傾向を体験することで、自分がこの人にどのように今生で接するべきなのかが、おのずから、わかることが多いです。これは、他者からの示唆や指示ではなく、前世の物語が教えてくれる、自然な気づきです。自分の内側から湧き出てくる気づきですから、本当の意味での悟りです。人は真に悟ると、自然と行動が変容します。

前世の因果を明らかにしないとなぜいけないかといえば、難しいこじれた人間関係であればあるほど、今生でのこれまでの記憶が、あなたを縛っているので、最善の行動は難しいのです。ところが、前世あるいはそれよりもはるかに前の複数回の前世からのあなた自身の生き方や行動そして他者とのかかわり方を悟ることによって、あなたがなすべき根源的なテーマをあなた自身が悟ることができるのです。ここに前世療法の効果のすばらしさがあるといえるでしょう。葛藤の意味や解決方法も、前世療法で魂のガイドに教えてもらえるものです。

魂のガイド(守護霊)は、あなたの過去生も未来生も見据えて、いま、どうすることが最善かアドバイスしてくれます。どんな医師やカウンセラーよりも正確です。前世療法とは、その声を自分の心で聞いてくるものです。どこかの占い師や霊能者のお告げではなく、自分自身の魂の世界で、自分が受け取る答えです。なので、もっとも素直に受け止められ、心が浄化され、自分が変われるのです。まさしく、浄、明、正、直の言葉のとおり、素直な心で正しい道を明らかにし、心の穢れを浄化し、人生を変えるのが前世療法なのです。

カウンセラーやアドバイザーや、コーチングマスターが、アドバイスしても、それは自分の中から出た答えではないので、受け入れがたいことも多々あります。「わかっちゃいるけど、できないのです」ということになりがちなのです。これでは気休めにしかならないのです。どんな医師も友人も先生も、同じです。そのとき、「そうかなあ」と思うだけです。自分が変わり環境が変わらないのでは意味がないです。このようなものとは違って、前世療法は内側からあなたを変える、内発的動機づけをしてくれるセラピーなのです。

いわゆる愛着障害でも、それを癒すことで、対人関係は好転し、良い恋愛ができるようにもなります。その方法のひとつが前世療法なのです。愛着障害の人は、「見捨てられ不安」と「セルフイメージの低さ」が恋愛成功の足をひっぱります。親から与えられなかった心の安全基地の欠乏が生み出すこれらの問題は、前世とのつながり、自己の魂とのつながりを回復させることで癒すことができます。もちろん、そのほかに、恋愛心理学を理解することで、ある程度、愛着障害の弊害から脱却はできますが、根源のところに、「見捨てられ不安」や「セルフイメージの低さ」が残っている限り、肝心なとことで失敗してしまうことになりがちです。

恋愛心理の理解はもちろん大切です。恋愛心理学において、男性心理と女性心理はかなり違うことが知られています。恋愛関係を快適に進めるには、この違いについて、お互いに理解と配慮が必要です。理解することで、一見、理解不能な状況でも、混乱しないで落ち着いて対処できるようになるでしょう。そもそも、人間同士がお互いを理解しようとする時、それぞれの生い立ちや学んできた情報は、まったくといっていいほど違うのが自然です。同じ言葉を話していても、頭の中のイメージが正反対ということも多々あります。

したがって、相手に自分の思考と感情を伝えるには、言葉を十分に細やかにして、噛み砕いて説明し、「言葉を足す」という心がけが大切になります。自分の思考や感情を、わかりやすく説明し、噛み砕いて伝えて理解をしてもらう作業が、恋愛関係のすべてだといってもいいでしょう。また、自分も相手のことを同じようにわかろうとし、適切に質問をして、いっそう理解を深める必要もあります。質問されることで初めて言葉にしてくれることも多いかもしれません。質問の仕方にも工夫が必要です。この双方向性の作業の繰り返しが、実は恋愛関係であり、その先に夫婦関係があります。そして、世の中の多くの恋愛や夫婦の不幸は、この作業ができていないからおこるといってもいいでしょう。恋愛が上手にできる人は、その他の人間関係もうまくいくようになるのです。

そして、このような適切な対人コミュニケーションが自然にできる安定した愛着を回復させるための有効なセラピーが、前世療法および、「前世と自己のつながり」を理解することから生み出される、さまざまな価値観の変容、人生観の構築などによる、「心の安全基地」の回復ということなのです。前世療法をきっかけに愛着の問題が解決していく結果として、表面に現れていた恋愛依存や境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害などの心の問題が改善していくのです。愛着障害がからんでいる、うつ病や双極性障害であっても、内服薬が不要になるほどまでに改善することもしばしばあります。なかなか良縁にめぐまれず結婚できなかった人でも、奇跡のごとき出来事が起こり結婚し、幸せになっていくケースも多いのです。

セラピー

久保征章の著書