人生の価値

人生の価値

人生の価値とは?前世療法の観点から考えてみましょう。

人生の価値はどんな心がけで生きたかで決まる

催眠

今日は香川県のほうからこられた方の前世療法を行ったんですが、初回のセラピーですが、事前に教材で勉強され、準備を十分に行っていたことが幸いし、前世、魂のガイドとも、しっかり見えて体験をされておられました。その魂のガイドさんとの問答のときに、非常に良い気づきがありました。そのガイドさんは、相談者の悩みに対して、「結果よりも、どんな気持ちでどう尽くすかが重要」という意味のメッセージを伝えてきたのです。そうなんです。ほとんどの魂のガイドさんは結果のことをあまり重視されていません。自分が何を目指し、それをどのような気持ちで、どのような心がけで、どう取り組んだか、その「過程」を重視されるのです。あの世では結果よりも、その「過程」が意味をもつのです。結果的に成功するのか失敗するのか、それよりも、どのような境地でそれを行ったのか、そこが重要なのです。

理想のためにあきらめなかった偉人達

歴史上の人物で言えば、楠木正成や諸葛孔明、菅原道真、吉田松陰などは、志半ばで死んでいったわけですが、すべて歴史上の人物の感動的なエピソードとして、人々の記憶に残っています。こういった人物を理想像とする人、手本とする人も多いです。現実社会の目で見れば、ある意味、彼らは良い最期をまっとうしたわけではありません。しかし、生きている時、高い志をもって、理想のために決してあきらめることを知りませんでした。最後の最後まで、自分にできる最善を尽くして、生き抜いたのです。私達は歴史上の偉人ほど立派ではないわけですが、原則は同じです。今日、あなたはどんな気持ちでものごとに取り組みましたか?

ご主人公の意味、潜在意識の管理

質問がきました。「ご主人公を意識する意味は?ご主人公とは潜在意識か想念ですか?」「ご主人公を意識する」とは、「自分の思考と感情を自覚して過ごす」ということです。自分の行動や思考を冷静に観察、監督しているもう一人の自分です。「自分を取り締まる自分」、想念の完全管理を行う存在です。私達は自分の思考と感情の中に埋没して生きています。ご主人公が眠った状態です。想念の完全管理を行うためには、観察者であり監督者であるもう一人の自分を覚醒させておくことが大切です。当面の作業があっても、それが終わると心がたえず、この原点あるいは背景に戻ってくるように訓練するのです。これが想念を完全管理するための意識状態です。

たとえば臆病で自虐的な思考がわいてくる癖があるとします。これを出てこないようにする、あるいは出てきたらすぐにぱっと切り替えて、明るく前向きで肯定的な思考を思い浮かべるためには、自分の心の動きを観察、監督する意識が必要です。心理療法のACTや禅でも同じようなことを指導します。ただしACTも禅も、あえてプラス思考を創造することは指導せず、ただ観察し想いに振り回されない訓練をします。それでは開運や幸せの実現には効果が弱いので、私は著書で書いたように「正念継続(良い想念を継続させる努力)」をお勧めしています。

「臆病で自虐的な思考癖」をしていませんか?自虐的とは、「どうせ自分は嫌われ者だから」とか「自分にはこの程度しかできないのだから」とか、いちいち自分を卑下し可能性を低く限定していく思考です。思いは実現するのに、わざわざ悪い方の想いを生産して自分で自分の首を絞める思考ですので改めましょう。自分をあざわらう、卑下する、可能性を低く見ることほど、愚かなことはありません。思ったとおりになるのですから、どんどん苦しい場所に自分を陥れていることになります。たとえ心に暗い思いが浮かんだ時でも、それを言葉に出してはいけません。あえて明るいプラスの言葉を口に出しましょう。それを聞いているのは自分の潜在意識なのです。24時間はすべて自分への自己暗示ですから、口に出す言葉、書く言葉には注意を払いましょう。前世療法を受けると、新しいプラスの自分の自覚が生まれてくるので、こうした想念の転換が実行しやすくなるというメリットがあります。
久保征章の著書