前世のマイナスのカルマとプラスのカルマ

催眠

前世療法でしばしば体験される因果応報の物語を実際に自分が前世療法を受けて体験すると、その因果応報の働きにこんな感想をもつ人がいます。
「私は前世でたくさん悪いことをして人を苦しめてきたら、今生では幸せになれないのではないでしょうか。」
「少しの過ちでマイナスのカルマが発生してしまうのであれば、私は怖くて生きていけません」


たしかに前世のプラスのカルマは運勢の追い風であり、マイナスのカルマは運勢の向かい風として作用しています。しかし、これは浅い理解であり、もっと角度を変えてみれば、新たな視点が生じます。プラスのカルマのことを善徳、マイナスのカルマのことを悪劫とも呼びます。前世療法で過去世を体験すると、戦争にかかわっていた前世が出てくることがあります。戦争ですから、当然、敵を殺したりします。


殺すという悪劫がそこで発生するので、生まれ変わると、自分が殺されたりします。悪劫が完全に消えるまでは、病気に苦しんだり、人間関係で苦しんだりといった生まれ変わりが繰り返されます。ここで、大切なことは、「知らず知らず悪劫を積むことを恐れてはならない」ということです。なぜならば、本当の大きな徳を積むには、その過程で付随的にどうしても、一定の悪劫を積んでしまうのが自然だからです。


例えば、政治家を考えるとわかりやすいでしょう。国民の半分の意見を叶えるということは、後の半分の意見を抹殺するということでもあります。銀行強盗が五人やってきて、二百人の人を人質にとったとします。二百人の人の命を守るためには、五人の銀行強盗を射殺しなければならないこともあるでしょう。この場合も二百人の命を救う善徳を積むかわりに、五人殺した悪劫を警察の最高責任者が積みます。


このように徳や劫は、あくまでも相対的であり、結果として、どうすることでより大きな徳が積めるのかということのほうが重要です。ですから、私達は、悪劫を積まないという消極性よりも、善徳を積むという、積極性をもって生きるほうが大切です。悪劫を積むことを恐れるよりも、どうすればもっと善徳がつめるか、それを考えていくことのほうが有意義です。その過程で間違って、悪劫を積んだのであれば、それは償えばよいだけのことなのです。勇猛心をもって悪劫を乗り越えていこうではありませんか。


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