記憶を消しても問題は解決しない

催眠

過去のつらい体験の記憶を消去したいという相談を受けることがあります。催眠で一時的に忘れたようにできても、それはあくまでもその場限りの一時的であり、時間が経過するともとに戻るため、それは解決策になりません。


記憶は時間とともに薄れるので、嫌な経験もその影響力は次第に低下します。葛藤やトラウマは強烈な記憶なので、十数年かかることもあります。しかし、それを自分で乗り越える、克服するということをしなければ、心にできた負の衝動というものはなくなりません。その記憶に影響された負の衝動に足を引っ張られて人生が幸せな方向に向かいにくくなります。


むしろ、その記憶に対する解釈を変容させることで、マイナスをプラスに逆転させることもできるという部分に着目するほうが根本解決になります。それが、催眠療法で行う退行催眠です。退行とは過去に帰ることですが、現在の自分の意識がしっかりとあって、過去の自分を観察しています。幼児期の出来事とその時に感じた自分の思考、周囲の人(両親など)の気持ちを催眠状態という特殊な意識の中で、分析して、新しい視点を手にすることができます。


すると過去の意味が変わります。出来事は変わりませんが、それが持つ意味が変わります。マイナスからプラスに変わることもあります。少なくとも悪い影響力が激減します。自分の意識への過去からの影響が消えて、自分の行動と価値観が変容します。過去への退行は幼児期だけではありません。前世へ退行することもできます。これが前世療法です。前世で葛藤があった人同士が、親子や夫婦になる事例も多いです。


つまり前世の感情や思考が今生にも影を落としているのです。過去世でのいきさつや因縁を思いだすことで、自分がなぜこの両親にこの感情を抱いていたか、あるいは両親が自分に無意識にどんな感情を抱いていたかを知ることができるのです。原因を知ることで、深い意識の変容がおきます。すると、過去の葛藤、幼児期にできた傷が癒えていきます。インナーチャイルドという幼児期の意識が癒されるのです。こうして、心の傷を癒してよみがえらせるのが催眠療法です。


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