親子の問題と前世療法

親子の問題と前世療法

前世療法によって親子の葛藤を解消する。

前世療法と親子の和解〜前世からの因果応報について

催眠

【質問】
中学生になる娘との関係で悩んでいます。私自身、自分の母親とうまくいっていません。親子関係を改善するにはどうしたらいいでしょうか?

【回答】
子供の行動は、発端は幼児期の親子関係にあることが多く、その時代のかかわり方がどうであったのかが、知りたいところです。そして、その関係は母親自身の親子関係からくるので、ご自身の親子関係がどうであったのかを、振り返ることも大切になります。反抗期になっている子供に、力で抑え込んで解決するのは難しいので、話し合うことが必要になりますが、そこで親が伝えるべきことは、子供としての常識、人間としての常識、人生を幸せに生きるためのルール。それをふまえた上で、今の年齢においてしておくべきこと。そういった話を繰り返し話していくことです。

それが親から子供へと伝えられない場合は、先輩やおじさんおばさん、そして信頼できる塾の先生や家庭教師の先生、学校の先生などのうち、子供が耳をかたむける目上を見つけ、その人に言い聞かせてもらうことです。人生の法則、運命の法則を教えていくことが根本対策です。それにはまず自分がしっかりと学びとることです。こういう原則を理解してさえいれば、自分の人生を自分で幸せなものへ構築できますので、どんな問題をかかえても、切り抜けることができるのです。

自分が何のために生まれてきて、今回、何をして生きるのかを悟ると、行動も生活も改善します。わが子との関係を改善させる近道は、自分の両親との和解を完了させることです。これができていないと、わが子との和解もできません。どうすれば、自分の両親と和解できるかですが、その一つの方法が前世療法です。前世から今生へ連綿と続く人間関係を知ると、自然に親を許し、理解できるようになります。自分自身が両親と和解すると、わが子とも自然に調和できるようになります。


【質問】
因果応報から考えて、自分は被害者という思い込みは間違っている。おっしゃることは、わかるような気もするのですが、親に虐待されて命を落としたり、犯罪に巻き込まれて殺されてしまった人にもあてはまるのでしょうか?

【回答】
大きな宇宙観、世界観の見方へ参入する場合、質問者のような印象や感想は必ず抱くものです。しかし、これは不幸な人や苦しんでいる人を本人のせいだからと見捨てればよいというお話ではありません。人を愛して助ける行為は、魂の目的なので推進されるべきものです。また、人は運命に流されるのではなく、それをより良く改善してこそ、生まれてきた意味があります。この世のあらゆる問題は、人の努力により、改善され、より良く改められるべきなのです。

しかし、現象としておきてきた一切の問題には、因果応報の法則が厳然と働いているということなのです。理不尽な死に方をした人は、過去世で理不尽に誰かを死なせているのです。それが自覚的にしたのか、無自覚にしたのかは別にしてもです。政治の動乱や戦争のなか、誰かの判断が、無数の人を苦しめることがあります。その人が最善と思っても、悪劫を積んでしまうこともあるのです。それさえもつぐなうことになっています。これは前世療法を詳しく学ぶと充分に理解できます。

実際に自分が前世療法を受けてみることがもっとも早く実感できる方法です。今の自分の出した想念のエネルギーは、現実化することで消えます。あなたが死ぬまでに出したエネルギーが最期のときまでに全部、現象化しなければ、蓄積したままのエネルギーはどうなるでしょうか。それは、あなたの魂が死後、あの世の期間を経て、ふたたびこの世に生まれ出たときに、その身に備わることになるのです。今の自分が、未来と来世を決めています。そして、過去と過去世の自分の結果が今のあなたです。

セラピー
久保征章の著書