占いと前世療法の違い
比較的多くの占い師は「運命は定まっており、それを占いにて探る」という考え方にどうしてもなりがちです。このため、相談者が必ずしも受け入れられないアドバイスでも平気でやってしまうケースがあります。その結果、相談者は納得できないまま帰り、アドバイスは結局実行されずに終わります。他人である占い師がいくら精度の高いとされる占いによってでも、一方的に指示すると、どうしてもそれは命令的になります。それでも言うことをきかない相談者に対して、未熟な占い師は時に脅し、説教、傲慢な口調をとります。愛のない言動で、心を傷つけられた方も多いです。これではとても癒しとはいえず、問題は解決しません。
これに対し、前世療法では、「運命は意識が変わればいくらでも変化する」と考えます。それは、本人の気づき、悟りによって、いくらでも良き方向に変化するのです。その気づきと悟りは、催眠状態の相談者自身が、潜在意識とコミュニケーションして自分で受け取ってくるものです。他の誰かから指示されたりアドバイスされるものではなく、自分の心の内部からの情報を受け取るので、それを素直に受けとめることができるのです。
ですから、得たことを実行できることが多く、結果的に癒されて問題が解決して、幸せになっていくケースが多いのです。詳しくは拙書『前世療法 医師による心の癒し』をお読みください。
