自力本願と他力本願

催眠

前世療法を受けてみたいと考える人の中には、精神世界つまりスピリチュアルな分野に強い関心があり、不思議なことが大好きだという人が一定の割合で含まれています。こうした人は自力よりも他力への関心がどうしても強くなります。自己催眠、自己暗示といった自分への言い聞かせ、セルフコーチングは、自力本願の世界です。


こうした切り口から関心を持って、前世療法までたどり着く人もいます。このような人の場合、自力本願の要素が中心になるので、自分で自分をより良くしようという、モチベーションが高く、前世療法を受けることで良い結果が出やすいといえます。


その一方で、霊の世界、守護霊とか、背後霊とか、心霊現象といったものへの関心があっていろいろ調べているうちに前世療法にたどりついたという人もいます。江原さんとか美輪さんのファンという人もいます。霊能者が好きという傾向があったり、どちらかというと他力本願の要素が強い人々です。このような他力本願タイプの人は、しばしばお告げとか霊のメッセージを鵜呑みにし、それに依存するような行動様式を持っています。ところが、このような思考パターンは非常に危険です。


拙著「前世療法 医師による心の癒し」でも、守護霊やパワースポットについて解説しているとおり、わたしは他力本願は否定はしていません。むしろ他力と自力のバランスが大事であり、どちらかに偏することは、自己実現や開運のためにはよろしくないという立場です。しかし、霊視をする霊能者、霊のお告げを人に告げるスピリチュアルカウンセラーといった存在については非常に厳しい観方を持っています。お告げ依存、霊視依存、霊能力頼み、新興宗教などは、はっきり言うと、おすすめしていません。江原さんや美輪さんがお好きな方は、わたしのところに来られても不愉快な思いをするだけなのでやめておかれることをおすすめします。


なぜ、そうなのかといえば、人間にとってもっとも大切なものは自由意志であり、お告げ的なものへの依存は、その自由意志を損ない、主体性を奪い、指示待ち人間を作り出し、魂の自然な発達と成長の道筋を阻害するからです。たとえ前世療法であっても、その使い方、運用の仕方を誤ると、魂のガイドのメッセージという一種のお告げ依存に陥るリスクもあり、そういった危険もわきまえた上で、正しく適切に、活用しなければならないものなのです。オカルト志向ではなく、普遍的信仰心という奥深い心の持ち方を学んで頂くことが大切だと考えています。

セラピー
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