もっとも問題の大きなパーソナリティ障害

反社会性パーソナリティ障害は多くの犯罪、事件とかかわりのある人格障害です。
反社会性パーソナリティ障害は、幼いころに虐待、非人間的な扱いを受け続ける結果、
脳の扁桃体という部分の働きが低下して発症すると考えられています。


脳の扁桃体が機能低下すると、危険や痛みに対して恐怖を感じにくくなり、
不安よりもスリリングな快感をおぼえるようにさえなってきます。


他人の痛みに無関心、他人を平気で搾取する、ルールを平気で破る、
自分の利益のために他人をだますといった危険な兆候が出てきます。
暴力をふるい、衝動的に怒りを爆発させる人格になっていきます。


こうしてできあがるのが反社会性パーソナリティ障害です。
遺伝的な要素もあると考えられ、そこに生育環境の要因が加味されて、
発症していくと考えられています。


最初はやさしそうに人に近づき、自分が相手より優位な立場に立つように誘導してきます。
そのうち態度が豹変し、金をむしりとる、金づるやカモとして相手を搾取するようになります。
拒もうとすると、暴力や性的な支配により、他人をコントロールしようとするのです。


些細なことで暴力をふるい、加減をしないので、DVを起こしたり、いじめをおこしたりします。
社会においては犯罪者として事件を起こすようになります。


このような反社会性パーソナリティ障害を見分けるには、相手の言動に嘘が多く、調子が良すぎる
言葉を口にするなどの特徴を知っておくことが大切です。


平気でポイ捨てをしたり、痰を道端にはき捨てるような人には反社会性パーソナリティ障害の
人がかなり含まれているとみてよいでしょう。また脱税をしたり、姑息で卑怯な手段を平然と
実行するような人も反社会性パーソナリティ障害だと考えられます。


相手が反社会性パーソナリティ障害だと思われる場合はできるだけ早く縁を切るしかありません。
縁が切れない場合は、相手と対等な関係を守り、言いなりにはならないように相手を導くしかありません。
それに応じない場合は断固として距離をとり、自分を守ることが大切です。


反社会性パーソナリティ障害はさまざまな犯罪者を生み出しています。
パーソナリティ障害にはさまざまなタイプがあり、発達障害も関与していたり、複雑です。
改善には認知行動療法などの思考の枠組みを改善するためのカウンセリングが必要です。

セラピー
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