インナーチャイルドを自分で癒すには

インナーチャイルドを自分で癒すには

自分でできるインナーチャイルド療法の簡易なやり方について解説します。

インナーチャイルドとはどうすれば癒されますか?

催眠

恋愛依存症など恋愛に苦労する人の多くはインナーチャイルドに問題があります。この多くは幼児期の親からの愛情の不足に端を発します。(親としては十分に愛していたつもりでも、幼児の自分が不足に感じていた場合、成長してからの恋愛関係にその欠乏感が投影されてしまいます)


これを癒すには「インナーチャイルドセラピー」が効果的です。自分でこれを行う方法を以下に解説します。瞑想をするときに行うものです。静かな場所でリラックスした状態で以下のイメージを浮かべていきます。静かな落ち着ける庭園や海辺などの風景の中に幼き頃の自分を呼び出します。二歳とか三歳あるいは四歳ぐらい。


その幼い自分のイメージをありありと実感を持って感じます。その表情や気持ちを観察します。そして自分が代理母となって、そのチャイルドを抱きしめ、愛情のエネルギーでつつみこんで癒してあげて下さい。「生まれてきてくれてありがとう」「大好きだよ」と言葉をかけながら数分抱きしめてあげます。これを毎日繰り返してみましょう。インナーチャイルドが癒されてくると、最初は泣いていたり、寂しそうだったり、怒っているような姿で出てきたのが、


次第に笑顔で愛に満たされた子供に変わっていきます。これを続けると、不思議なことにパートナーへの嫉妬心や不安などの「見捨てられ不安」が出て来なくなります。なお一人で行うこともできますが、対面での催眠療法としてのインナーチャイルドセラピーをおすすめします。対面の催眠療法では、細かく問答を行いながら、インナーチャイルドのなかにひそむ思いこみを解除していきます。このため深いレベルで解決していくことができます。


インナーチャイルド療法というと、心の中の幼い自分を「いいこ、いいこ」するものと勘違いしている心理療法家も多いです。しかし、そのようなものでは決してありません。また、自分の中に、病んだインナーチャイルドという悪いものが存在している、という解釈でもありません。自分が自分を愛するということを象徴的に行うものと考えるほうが正しい理解の仕方です。巷の心理療法家の中には、この認識がずれている人もいますので、注意が必要です。


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