高機能広汎性発達障害

高機能広汎性発達障害

現在中学三年生の娘が「高機能広汎性発達障害」と数年前に診断されました。

娘が「高機能広汎性発達障害」


催眠

【質問】

『前世療法 医師による心の癒し』を拝読させて頂きまして質問させて頂きます。娘が「高機能広汎性発達障害」と数年前に診断されました。小学校時代に学級崩壊、いじめ多発の中、複数にかこまれ暴力を受けたことがきっかけで、多様な身体症状がおきました。小学生の時に不登校になりました。スクールカウンセラーに「登校刺激を与えない」という指導を受け、対処をしました。その後、環境を変えましたが、二ヶ月で身体症状が出てしまいました。

児童精神科の診断を受け、二次症状への対処として薬物投与されました。その結果、二次症状は解消しましたが、投薬して半年程してから、幻覚や霊的な話をするようになりました。主治医は薬でその症状は消せるというのですが、娘はやっと薬を飲まなくていいようになったのにと投薬は拒否しています。この場合は、前世療法の対象になるでしょうか?


【回答】

催眠療法を成功させるには、幻覚や幻聴、霊視、霊聴、霊言などの症状がないことが必須条件です。これがあると、催眠暗示を入れようとしても幻覚と幻聴に邪魔をされて、良好な催眠状態にはなかなかなりません。こういった症状が、薬などでほぼ完全に抑えられていれば、セラピーは可能です。したがって、現状すぐには難しいと思われます。

この場合は、お母様が前世療法をお受けになり、その中で、娘さんとの前世での関係性を知ることや、魂のガイドさんからのアドバイスを受けることで、問題を改善していく方法を探ることができます。魂のガイドさんに、娘さんに対応する最善の方法などを教えてもらうことが可能です。家族の誰かが癒やされることで、他の人も連鎖的に癒やされていくということがあるのです。娘さんが直接、セラピーを受けるのが困難な現状では、まず、お母様がセラピーを受けてみられるのが一番良い方法ではないでしょうか。

また、この事例のようないわゆる「発達障害」は、その子どもの長所や特性を親が理解して、その子どもの特性を伸ばす育て方を進めて行く必要があります。アスペルガー症候群やADHDなどの発達障害の子どもの育て方の大原則は「長所進展法」です。その子どもの得意分野、興味や関心のある分野に取り組ませることで全体的な症状が改善します。テレビやネットに依存しやすい傾向があり、そうなるとますます対人関係構築ができなくなりますので、できるだけ、テレビやネットに依存させない工夫が必要です。

また、母性的愛情が不足すると症状が悪化することが愛着障害の研究により次第に明らかになってきています。子どもの全存在を受け入れ、母性的愛情をむけて、共感的な育て方を心がけることで、症状改善がスムーズに進みます。
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『前世療法 医師による心の癒し』でも、心のコントロールの方法を解説していますが、これをわかりやすく娘さんに話してきかせて、幻覚や幻聴が出てもそれに振り回されない訓練をさせてあげて下さい。幻覚や幻聴があっても、それが自覚できて、振り回されないように練習することはできます。そうなれば、日常生活に支障が出てこないようになります。


質疑応答はご本人様の承諾を得て個人情報を伏せた上で掲載させて頂いております。


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久保征章の著書