放射線についての正確な知識を持とう

放射線についての正確な知識を持とう

玉川温泉や三朝温泉などの日本有数のラドン温泉、ラジウム温泉の地域の住民の健康調査でのすばらしい健康効果が明らかになっています。癌による死亡率の低下です。低線量放射線とは癌死から人類を救う不老長寿のパワーなのです。

ホルミシス効果とは微弱な放射線が与える健康増進作用


ホルミシス効果とは微弱な放射線が与える健康増進作用であり、科学的に証明されているものであり、放射線医学の専門家の中では常識です。かつて原爆を落とされた国である日本は、放射能ときくと怖れる傾向がありますが、こんな事実を知っているでしょうか。原爆が広島と長崎に投下されたとき、多くの被爆者が被爆したのは約一秒という短い時間でした。ところが、その後の調査でこの短い時間でさえ、ホルミシス効果が認められていたのです。つまり、健康増進効果がはっきりと出ていました。ラッキー博士の『放射能を怖がるな!』には、広島と長崎の白血病死亡率を示したグラフが公開されています。それを見ると、140ミリグレイ以下の線量での被曝者は、なんと、一般平均死亡率を下回って、むしろ、長生きしているのです。さらに詳しくみれば、72ミリグレイの被曝者であっても一般平均の20%の死亡率であり、要するに健康になっているのです。原爆の爆発時の熱線で死亡しますが、それを免れた人は健康になっていたのです。ラドン温泉で健康になる理由、玉川温泉がいいという理由はまさにホルミシス効果にあります。

放射線医学の分野では自然放射線の10万倍でもまったく問題ないと証明済み

自然放射線として日本人は年間1.5ミリシーベルトを受けています。世界平均は2.4ミリシーベルトです。そして人間のDNAの修復能力は自然放射線の10万倍まで十分に対応できることも科学的に証明され、すでに放射線医学の分野の常識になっています。つまり年間20ミリシーベルトという基準は現実を無視した異常に厳しい基準といえます。ラッキー博士が住んでいるコロラド州は、自然放射線の数値がもともと、震災後の福島よりも高い数値です。また、インドのケララ、ブラジルのガラパリ、中国の広東、イランのラムサールは、もともと福島よりも数倍以上も高い数値の自然放射線量です。とりわけラムサールは日本の百倍もの放射線量です。実はこれらの地域の統計的な調査で、明らかになったことは、低線量の自然放射線では人間はむしろ健康になるという事実だったのです。また、放射線にはそもそも天然放射線と人工放射線という違いはなく、すべての放射線は、自然界に存在する自然放射線です。この本を読むと、一般の人にもわかりやすく解説されています。中学生でも理解できる内容です。
「放射能は怖い」のウソ

広島、長崎の原爆のデータが示した驚くべき事実

広島と長崎の被曝者のデータをみれば140ミリグレイ以下の被曝者は、白血病死亡率が明らかに一般平均よりも低くなっているのです。ホルミシス効果は 慢性的、累積的な被曝でも十分に得られます。つまり健康効果が得られます。ラッキー博士の著書「放射能を怖がるな!」にアメリカのコーエン博士による70万世帯の人々にラドン濃度を上げていったときどういう効果が出るかを観察した実験も掲載されています。ラドンを40ミリシーベルトに上げると、肺癌死亡率が約半分に減少しています。日本では大正時代にラドン温泉のブームがおこり、全国の温泉が調査されて泉質が判明しました。その結果、湯治に効く温泉のほとんどが、ラドン温泉であったことがわかったのです。全国に多くのラドン温泉、ラジウム温泉があり、当初、放射能泉と呼ばれましたが、昭和54年からは、単純放射能泉、単純弱放射能泉、含放射能泉、含弱放射能泉とも呼ばれています。秋田県にある玉川温泉を筆頭に全国にラドン温泉があります。「医師がすすめる放射線ホルミシス2 ラドン浴の実践」という本によると、玉川温泉の中の数ヶ所では0.3から7マイクロシーベルトの放射線が計測されています。癌や難病が治るとして名高い玉川温泉の効能の中心は、放射線ホルミシス効果にあったのです。

玉川温泉は岩盤浴の発祥の地

日本の岩盤浴ブームの発祥の地である玉川温泉は、秋田県と岩手県の県境にある八幡平にあります。玉川温泉での微量放射線は、北投石とよばれる鉱石に含まれるラジウムに由来しています。ラジウムから低線量の放射線が出ており、これを人体があびることで、放射線ホルミシス効果が得られるのです。微量の放射線をうけた人体は、活性酸素分解酵素、SODなどを増産します。そして免疫系、ホルモン・内分泌系統などが、賦活され、免疫力が向上、細胞修復が促進されるのです。これがガンや感染症などさまざまな病気治癒を促進します。玉川温泉の場合は、2マイクロシーベルトから7マイクロシーベルト毎時の低線量があります。ミズーリ大学名誉教授で放射線ホルミシス効果の名付け親であるトーマス・D・ラッキー博士は、慢性的に微量放射線を浴びることができれば、ガンの心配はなくなると述べておられます。

マラー博士の学説は間違いだと判明している

なぜ、多くの人がいまだに放射線はわずかでも有害だと信じ込んでいるのかというと、1946年のノーベル生理学医学賞受賞者、マラー博士の学説に縛られているからです。マラー博士は、DNA修復力のまったくないショウジョウバエをつかって、放射線量は微量でも有害であるという仮説を立てました。ところが、人間も含めて、多くの生物はDNA修復力を持っています。ショウジョウバエという例外的な生物での、80年も前の実験からの仮説に過ぎない学説をいまだ妄信しているのです。しかし、ミズーリ大学名誉教授のトーマス・ラッキー博士らの研究の結果、放射線は、適正な量であれば人体に無害でかつ有益な健康効果があることが証明されているのです。つまり放射線が微量であると、細胞内の水が電離をおこして一過性に活性酸素が出ます。するとその応答反応により、今度は活性酸素を分解する酵素、SODが、増産される遺伝子にスイッチが入ります。この結果、人体は持続的に抗酸化酵素を生産して細胞修復が進みます。これがアンチエイジング、美肌、病気治癒などを促進していくのです。活性酸素抑制酵素の増加、細胞DNA修復力の向上、がん抑制遺伝子活性化、各種ホルモン分泌の増加など、さまざまな健康効果が確認されています。

アメリカでも低線量放射線のホルミシス効果は立証されている

アメリカ北西部にあり、カナダと国境を接しているモンタナ州にはラドン浴施設ラドンヘルス・マインがあります。これは、1951年、この地にあった鉱山の地下坑道を数回訪れた婦人の滑液のう炎の痛みが消えたことで、研究が始められました。この施設は、着衣のままラドンガスを吸うことでラドン浴を行いますが、日本では、温泉として行うものが伝統的で、ラドン温泉が各地にあります。ラドン温泉の効能は、更年期障害、自律神経失調症、めまいや耳なりを伴うメニエル氏病、皮膚炎、関節痛、リウマチ、冷え症、などいろいろな疾患に適応があります。オーストラリアでは、バードガスタインの天然ラドン坑道のラドン浴施設が有名です。この施設では、医師による管理のもと、難病の治療にホルミシス効果を活用しています。ラドンの効能については、コーエン博士がアメリカで70万世帯を対象に行った実験が有名です。この実験では、家庭内におけるラドン濃度を上げていって、それと肺ガン死亡率との関係を調べたのです。それによれば、ラドン濃度を上げていくと、それに正比例して、肺ガン死亡率が減少しているのです。ほぼ濃度がゼロに近い家庭での一万人あたり肺ガン死亡率が7であるのに対して、ラドン濃度があがるほど、肺ガン死亡率は減少して、40ミリシーベルト毎年のレベルでは、ほぼ4になり半減しています。サンプルの大きさが70万世帯と大きく、この実験からラドン濃度が高いほどに肺ガンは予防されることがわかります。

無知が放射能恐怖症を生み原発反対活動に利用されている

放射線というのは、どんなに微量でも、その存在自体が悪いという、今の風評被害の実態は、科学的とはいえない、無知からくるものです。そもそも微量の放射線は私たちの肉体からも自然に発生していますし、地球上には日本よりも自然放射線の強い土地は多いのです。日本でも関東よりも関西の自然放射線が強いです。低放射線療法とは、東大医学部の稲恭宏先生らの研究によって、世界的に認められた放射線の健康利用方法なのです。その原理がそのまま活かされているのが、日本全国にあるラドン温泉、ラジウム温泉です。ラドン温泉、ラジウム温泉では、ラドン鉱石などからの自然放射線を健康に役立てているのです。低放射線療法が、免疫賦活、アンチエイジングなどの細胞活性化の効果を持つのです。玉川温泉は、低放射線療法によって、慢性関節リウマチや癌などの難病に効くとされて、関東全域からわざわざ湯治にたくさんの人が行っています。

ラドン温泉は全国に発見され多くの人に利用されて健康効果も明らか

そして、福島原発で、その農産物や海産物への汚染の程度は、低放射線療法で規定されている範囲内のものです。福島の野菜や海産物を食べても健康になりこそすれ、有害性はないのです。この真実をなぜ、政府は公開しないのか。政府のいう基準値こそ、根拠もないものです。政府は全国のラドン温泉や玉川温泉も使用禁止にするというのでしょうか。低放射線効果のことをホルミシス効果といって、難病治療にとりくむ医師たちもこれを研究しているのです。漢方の大家である広瀬滋之先生も低放射線療法を漢方療法とともに活用して、難治性の疾患や重症アトピー性皮膚炎の改善に効果を出しているのです。リウマチやアトピー、そしてすべての癌、アンチエイジングに、低放射線療法は、大きな期待をされています。東大医学部の稲恭宏先生のところでは、指が曲がってしまったリウマチ患者の指が元通りに回復したり、余命半年の末期癌の患者が三年以上元気にしていたり、従来の常識をうちやぶる成果も出ています。私たちは、もっと身近なラドン温泉を活用すべきですし、福島原発の風評などにふりまわされることはないのです。健康にこの科学的事実を活用する方法は下記の書物でよくわかります。
隠された重大な医学的真実 知って安心する放射能と健康のはなし 生命活性の源ホルミシス効果
久保征章の著書