丹波哲郎と霊界研究

丹波哲郎と霊界研究

霊界について日本人に広く普及する大きな功績があった丹波哲郎さんについてまとめています。

霊界についての啓蒙活動をした丹波哲郎

催眠

2006年に84歳で亡くなった丹波哲郎氏は、東京、大久保の名家の三男です。本名は丹波正三郎といいます。祖父である丹波敬三は、大正時代を代表する薬学者です。系図を遡ると平安時代に医学書『医心方』を著した名医、丹波康頼につながっています。


俳優として大きな業績を残した一方で、霊界研究家として、日本のスピリチュアルブームに大きな影響を残しました。心霊学研究書は1万冊以上を所蔵していたそうです。著書も70冊以上も残し、その総発行部数は250万冊を越えています。また、年間20回以上の講演を行い、霊界についての啓蒙活動をライフワークとしました。死後の世界を描いた映画「大霊界」を製作、出演し、300万人以上の動員を得ています。1994年(平成6年)には舞台でも「大霊界」を表現しました。


平安時代に医学書『医心方』を著した丹波康頼の子孫であるだけではなく、その丹波氏の系図をたどると後漢の霊帝にまでつながっています。霊帝の子孫が霊界についての啓蒙活動を行うという符合に驚かされます。丹波哲郎氏は俳優活動の傍ら、わかりやすい霊界研究の本で人々を啓蒙しました。「大霊界」という映画で、映像による啓蒙活動も行いました。


丹波哲郎氏の著作である『死後の世界の証明―霊界実存の書』は、すでに入手困難になっているものですが、本書は、70冊以上ある丹波哲郎氏の著作の中でも、霊界の実在を証明するためにまとめられた書であり、基本的な丹波哲郎氏の霊界観がよくわかります。当時は知られていなかった臨死体験(近似死体験)や、退行催眠による前世療法を紹介しているというところからも、深い理解、広い学問があったことがわかります。

セラピー

久保征章の著書