LGBT法の何が問題か〜皇統破壊の朝敵法

LGBT法の何が問題か〜皇統破壊の朝敵法

LGBT理解増進法の制定を急ぐ自民党ですが、この法案の何が問題であるのかについて解説します。全国民が知るべき内容だと思います。

アメリカのカンザス州で何が起きたか

アメリカで今、何が起こっているでしょうか。米カンザス州議会は「女性の権利法案」を可決しました、成立したのは「女性」の定義を生物学的女性と定める法律です。これによって公共のトイレ、更衣室、寮、DV(家庭内暴力)シェルターなど男女別施設の使用が生物学的性別に基づいて決められることが決定しました。2023年4月27日の報道です。このような法律がなぜ制定されるに至ったのか。それは。アメリカの民主党が主導して推進してきたLGBTに関する法律制定の結果、アメリカの至るところで、性自認が女性であると称する男性による性犯罪が多発したためです。被害を受けたのは、ふつうの女性や子供達です。

LGBTに関する法律のいちばん大きな問題点は、大多数を占めている女性と子供に大きな被害をもたらすことです。性自認が女性だと主張することで生物学的男性が、女性専用スペースに侵入しても罪にならない事態が起こるのです。カンザス州「女性の権利章典」の制定に尽力した競泳の全米代表で、中道右派の「独立した女性のフォーラム」広報担当のライリー・ゲインズ氏は「カンザス女性の大勝利」と主張しています。LBGT法によって、性犯罪の被害者となったたくさんの女性と子供を目の当たりにして、アメリカにおいても常識が復活したということです。ライリー・ゲインズ氏は、「『女性』と明記された空間に、生物学的男性がいないことを明確にした」と述べています。カンザス州下院指導部はこれを受けて声明を出し、「下院共和党は、男女別の空間での女性のプライバシー、安全、尊厳への権利を守る」と主張しました。そして、「互いに入れ替えることは受け入れられない」と明言したのです。アメリカ、イギリス、欧州では、行き過ぎたLGBT保護への大きな反動が起きているのです。これまでたくさんの女性と子供が、性自認が女性だと称する性犯罪者によって、犯罪被害にあい、殺された人達も多いのです。

 

欧米の後追いで失敗していく日本

このような世界の流れをまるで理解せず、日本は、欧米の失敗を繰り返そうとしているようです。女性の権利法は、保守派と左派系女性団体の支持を受け、昨年、「女性の権利法案」として提案されていましたが、これがようやく可決したのです。女性の権利法は、人の性を「男性、女性とも、生まれた時の(生殖器に基づく)生物学的性別」として定義しています。カンザス州下院は4月27日に84対40、上院は26日に28対12の圧倒的多数で、知事の拒否権を覆して、女性と子供を守るために悪法を砕き、正しき人の道を取り戻したといえるでしょう。そもそも、LBGT関連の動きは、特定の利権団体と結びついた政治家による公金を吸い取るための利権獲得の動きと、全世界的に存在する共産主義運動の戦略として、ディープステートによって推し進められているものです。ソ連崩壊後、共産主義は、アメリカの民主党や日本の自民党の中に入り込んで、内部からの共産革命をめざして動いてきたといえます。その手法は、差別と被差別、支配と被支配、大多数と少数など、人々を分断し、弱者の保護を名目にした全体主義的政策の推進であり、伝統的な国の秩序をどんどん破壊して、家族のきずなを断ち切り、人々を弱く貧しいバラバラの存在にして支配することにあります。

 

保守派の皮をかぶった共産主義者たち

日本の自民党では、安倍晋三さんが存命中は、その動きは抑えられていましたが、彼が暗殺されるや、これまで安倍晋三さんにすりよってきた稲田朋美、新藤義孝、古屋圭司などの保守系と思われていた議員が、自民党内の「党内民主主義」を踏みにじって、反対多数を押し切る形で、法案制定に動きました。もちろん背後で指示していたのは岸田文雄であり、岸田に命じたのは、アメリカから派遣されたエマニュエル駐日大使です。エマニュエル氏は、さかんにLBGT活動家と面談し、自民、公明、立民などの左翼系議員と連絡を取り、LGBT法の制定を強力に指導する内政干渉を堂々と行いました。日本がアメリカの属国であることが証明された形です。「LGBT理解増進法は、同性婚への橋頭堡だ」と稲田朋美氏は明言しているのです。この法は日本の伝統的な家族社会を壊し、性犯罪を助長し、子供達の心を壊す日本破壊法です。そして、最終的には皇室の男系継承を破壊して、皇統を断絶するのが目的です。このタイミングで小林よしのり氏が「愛子天皇論」なる書を出版したのも連動した動きといえるでしょう。福井1区の有権者の皆さん、稲田朋美氏のような人物があなた方の代表でいいんでしょうか?自民党は岩盤支持層を今回の動きで完全に失ったことでしょう。自民党を見捨てた岩盤の保守層は、どこに向かうのでしょうか。「新党くにもり」に向かってくれることを祈るばかりです。いずれにしても自民党はもう終わりました。日本には、アメリカ共和党のような強力な保守政党が絶対に必要です。自民党は増税を続け、移民を推進し、LGBT法で日本の家族のきずなを破壊し、子供の人格を壊し、皇統の万世一系を壊し、日本を滅ぼす存在となりました。

久保征章の著書