ヌミノース体験と前世療法

ヌミノース体験と前世療法

前世療法は一種の神秘体験をもたらしますがこれはヌミノース体験とも呼べるものです。前世や守護霊との対話の体験は心を癒します。

前世の体験はヌミノース体験の一種と考えられる

催眠

前世療法というのは、一種の「ヌミノース体験」であるといえるでしょう。「ヌミノース体験」とは、ルドルフ・オットーというドイツの宗教学者が提唱した言葉です。その意味は、元来は「宗教体験における非合理的な種々の神秘体験」というものでした。ヌミノーゼ(Numinose)と表記し、ラテン語で「神威」を意味する"numen"から取った言葉です。


現代の臨床心理学の研究者達は、神秘的な体験の非合理的で自我を超えた認識を「ヌミノース体験」と呼んで研究対象としているようです。神仏のお姿を幻視したり、仏や神の声を聞いたり、まばゆい光を見るなどの体験です。これはまさに前世療法においてクライアントさんが体験されているものです。ヌミノース体験は広くは、音楽や絵画などの芸術に深く感動する体験や、深山幽谷の中、大自然との一体感を会得するような体験も含んでいます。これらは宗教的な悟りの体験に非常に似通っています。前世療法の体験もこれに類似しているのです。


ヌミノース体験では時間が止まっているように感じる

催眠状態に入ると、ほとんどの人が非常にゆっくりとした時間経過を感じます。三時間の催眠状態も30分に感じられたりします。時間が止まる感覚は、前世療法にも、その他のヌミノース体験にも共通している事柄です。前世の体験は、魂として生まれ変わりを繰り返す、悠久の時を生きる自分を実感し、神仏や守護霊といった大いなる力に導かれ、守られている自分を感得します。これは、まさに、ルドルフ・オットーの提唱した「ヌミノース体験」そのものです。


「ヌミノース体験」は、人生の転機をもたらし、人生に前向きに立ち向かう建設的なマインドを生み出すとされていますが、前世療法はまさしくこのとおりの効果をもたらすものです。魂としての自分を悟り、深い感動を得て、心が晴れ、それまで苦しめられていた悩みを一段高い境地から観察できるようになることで、乗り越えていけるようになります。臨床心理学ではヌミノース体験と呼ばれているこの体験は、禅の修業過程で悟る、「見性」(けんしょう)の体験とほぼ同じ物であると考えられます。つまり、前世療法は、前世や守護霊との巡り会いを通じて、私たちに一種の、見性の体験をもたらす、といってもよいでしょう。人生を変える体験はあなたにも可能なのです。


天職を知る前世療法

自分の方向性が見えてこない、どのように進んでいくべきかがわからない、天職や適職がわからないとの悩みや迷いは、自分の前世を複数体験すると消えていくものです。前世体験をすることで、今生、何のために生まれてきたのか、今何をなすべきかがわかって、進むべき方向性が見えてくるからです。今の自分にとっての、具体的な方向がみえてくるのです。前世療法は、自分の魂や守護霊とのつながりを強化します。そのため、一度でも本当の守護霊との対話を経験すると、祈っても、つながりが強く、確信して祈るゆえに、反応もはっきりと出るようになるのです。すると、日常生活で、いろいろな疑問が湧いた時、その回答を自然の導きの中で、ヒラメキとして、スムーズに得るようになっていきます。


天職や適職を知るには、「私の適職を知らしめたまえ」「私の天職に導きたまえ」という祈りを毎日行うとよいのです。その祈りをしながら、具体的に行動して職探しをすると、あるとき、ふとした気づきがあって直感的にわかってきます。おのずから、進むべき道がわかるようになってくるのです。これは引き寄せであると説明することもできますが、実際には、守護霊が教えてくれているのです。こういった直観的な認識力を増し、感覚を強力にするには、対面での前世療法を受けることをおすすめします。


前世療法から導き出される生まれてきた目的

あなたは、どのような願いを祈ってもかまいません。全ての人間にとって自由意志はもっとも大切にすべきものです。ただし、前世療法の世界観をふまえると、自分の願望については、その結果に執着しないことが肝心です。なぜならば、私たちの魂は健康になるために生まれてきたのでもないし、結婚するために生まれてきたのでもないし、金持ちになるために生まれてきたのでもないからです。私たちは、魂を磨こうとして生まれてきたのです。霊性向上しようとして生まれてきたのです。もっと努力ができる魂になろうとして、生まれてきたのです。もっと愛を実践できる魂になろうとして生まれてきたのです。


目標や夢というのは、魂が目的を果たすための羅針盤や方向性でしかありません。それが実現できても、できなくても、魂は、それにはこだわりません。それをめざして努力することこそが、魂の目的なのです。ただいま、ただいまの生き方がすべてなのです。前世療法について考究するとこのような結論になります。これがわかれば、自然と開運する生き方をするようになりますので、前世体験の有無にかかわらず、結果的に願いも、実際には、すべて叶っていくのです。人生の本義がわからず、欲心と執着が強すぎれば、その執念が成就の妨害となるので返って苦しみが増すことになります。


むしろ、一切を神様にお任せする心で幸せを確信して、日々を努力の中に過ごすことです。そんな時の立志発願は明るく清々しい気持ちです。その状態を「魂が輝いている」というのです。あなたも、今すぐ、魂を輝かせることができます。輝いている魂には神仏の加護、天佑神助がどんどんやってきます。そして開運していくのです。魂を輝かせるには、過去をあれこれくよくよ思わず、ただいま、ただいまの中に全力投球すると良いのです。夢を信じて、突き進むようになると潜在意識のパワーがどんどん発揮できるようになります。「実現すると確信する」生き方を自分で選ぶようにしたいものです。自分自身を信じられるようになり、その状態で明るく前向きに努力していたら、生まれてきた目的に合致した状態なので、人生をいかようにも自由自在に切り開けるようになっていきます。


人間の脳は、嫌な記憶は忘れていくようにできています。また、忘れようと意識的に思うと、より早く忘れるということまで判明しています。過去の嫌な記憶があなたを縛っているとしたら、それを解除する上で、あなたの脳は、むしろあなたの味方だということです。過去に縛られることをやめると決意してみませんか。あなたが人生をこれからどうしたいのか。あなたの目的を明確にして下さい。そうすれば、それが引き寄せられてきます。生まれてきた目的を前世体験を通じてより深く理解することができるのが前世療法なのです。あなたも前世療法を体験することで、人生に明るく前向きにチャレンジできる自分を取り戻しませんか?

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