日本における催眠療法の現状

日本における催眠療法の現状

前世療法、催眠療法を行う医師が日本にはほとんどいません。精神科医や心療内科医もまだまだ催眠療法を活用するところまでいかないようです。

催眠療法は医師から受けるのが最善

催眠

「前世療法」などの書籍が読まれるようになり、催眠療法で過去の記憶をさかのぼれば、症状が改善していくのだという話が、多くの人に知られるようになってきました。しかし、「前世療法」という著作で有名なブライアン・ワイス博士のような精神科の医師は、日本にはほとんどいません。

むしろ、精神科医師は過去世療法、前世療法を否定しています。人間が輪廻転生し、生まれ変わるという考え方は、宗教的概念でもあるので、科学として受け入れがたいというのがその理由のようです。このため、日本では精神科医ではない、たとえば内科医や外科医などで、前世療法に取り組む医師がわずかにいるだけです。これらの医師たちも、あるいは東洋医学、あるいは内科、あるいは気功治療など、ほかの専門領域を実践しながらの片手間で、催眠療法を実施しています。

前世への過去世退行催眠を中心にした催眠療法を専門に行う医師が、日本にはほとんど存在しないということです。ほとんどの前世療法は、いわゆる民間セラピストと呼ばれる、医師でない人々によって行われているというのが現状です。本当の意味で、患者を癒やし、肉体次元の病気平癒と、魂の次元の霊的治癒を両立できるだけの力量があるセラピストは少ないようです。

医師であり、ヒプノセラピストである専門家が必要です。医師としての見識をしっかりと持ちながらも、ヒプノセラピーを専門に行うドクターがいま求められています。しかしながら、医師の場合、健康保険による保険診療では、経営的に採算が合わないために、断念する場合が多いのです。そうなると自由診療か、もしくは医療機関ではないカウンセリングルームにするほか、方法がないことになります。こうした経緯があって、私は、当施設を創始したというわけです。

セラピー
久保征章の著書