精神科医療の限界

精神科医療の限界

薬漬けといわれる日本の精神科医療の実態とその解決策について

精神科・心療内科の現状と限界について

催眠

精神科・心療内科の分野では、「病因⇒病態⇒臨床像⇒治療法⇒治療効果判定」といった従来の疾患モデルをイメージすると、多くの精神疾患を理解できなくなるのです。


「診断病名にすべての意味が内包されるものではない」
「診断する医師により診断病名が異なることは珍しいことではない」
「病態の変化に応じて、診断病名も変化していく場合がある」


「同一病名であっても、治療法や周囲に望まれるアプローチはケースにより異なる」
「診断書においては、診断病名よりもその内容にこそ意義がある」
「精神的不調がすべて精神科疾患になるわけではない」


精神科医療での特徴は、通常の内科や外科の場合と大きく違うのです。糖尿病や脳梗塞の診断が医者ごとに違うことなどありえません。薬についても、同様で、例えばSSRIとして知られるセロトニンを強化するタイプの薬では、うつや不安はとれるが、どんどん「意欲」がなくなる場合も多いという問題点を抱えたまま。


アモキサンなどノルアドレナリンを強化するほうの薬では、やがて「焦燥感が出過ぎる状態」となってしまう。セロトニン、ノルアドレナリンなどの話も仮説の域を出ておらず矛盾点が多いこと。診断方法が、伝統的診断と操作的診断の二通りあり、どちらにもそれぞれ矛盾があること。現状を知れば知るほど、従来型の医者任せでは、危険でさえあることがみえてくるのです。そして彼らは心理療法には疎く、認知行動療法は、保険診療が認められたものの、保険点数が低いために、取り入れている医療機関が少ないという状況。


その他の心理療法、つまり家族療法やNLP、催眠療法などは、ごく一部の医師が理解しているというのが現状です。そして結論として、やっぱり、患者自身の思考、ものの考え方が変わらないと、良くならないのです。


病気からの解放とヒプノセラピー

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