嫉妬や妬みの感情

嫉妬や妬みの感情

私は幼い頃、悲しい事件にあい、人生のむなしさと人間の儚さに失望しました。それ以来、自分の意思をもつこともなく流される人生を送ってきました。

人生のむなしさと人間の儚さに失望しました


催眠

【質問】
私は幼い頃、悲しい事件にあい、人生のむなしさと人間の儚さに失望しました。それ以来、自分の意思をもつこともなく流される人生を送ってきました。今は夢も希望も友もありませんし、人間に興味さえもてませんでした。そのくせ嫉妬や妬みの感情が強く自分でも抑えられないくらいです。これも前世の因縁なのでしょうか?



【回答】
拙著『魂の黄金法則』(たま出版)にも詳しく書いたのですが、人生におきてくる苦しみや悲しみは、偶然におきるものはほとんどなく、それは前世での自分の行いに相応したものです。この法則が、たまたま裕福な家に生まれるか、たまたま貧乏な家に生まれるか、たまたま豊かな国に生まれるか、貧困な国に生まれるか、などの偶然性の原因の説明になります。しかし、大切なことは、ただ前世の行為を清算するために生まれてくるだけではないということです。

生まれてくるのは、霊性を進化させ、魂をみがくためです。このことを悟って、日々を前向きに生きていくことが、人生の本義にかなう生き方になります。今風に言えば自己実現の追求が大切になります。苦しみや悲しみに負けて、歪んで生きる人もいれば、それにうち勝って立派に生きる人もいます。その境界線は、只今只今の自分の決心と志にあります。試練に負けない心を持ち、志を高く持っていきることが生まれてきた人生の本義にかなうのです。

そのように心がければ天意に添うので、次第に運命は好転して良い方向に少しずつ変容していきます。志を遂げることに天が味方するので、運勢が良くなるのです。このように前向きに思えないのは本人の性格の傾向であり、その傾向もまた前世から引き継いだものなのです。しかし、それを今生で、意志の力と決心によって、少しずつでも前向きなものに変えていくのが魂の修業ということになります。悲しい出来事があったとしても、そのことに打ちひしがれて後ろ向きに生きるのか、それにうち勝って、前向きに生きるのか、そこが重要な分かれ目になります。

そして、このことに気づくのが、何歳であっても、問題ではありません。今、こうして疑問を持ったとしたら、今が、人生の流れを変える天の時なのかもしれないのです。こういうお話は聞いただけ、読んだだけではなかなか実感が湧かないかもしれません。しかし、実際に前世療法を受けると、それを心から実感できます。それをきっかけにして生き方が激変することも多いのです。



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